【男性・離婚事例】
2021年9月8日
離婚に至るまで裁判で長くかかる男性も多くおられます。財産分与でもめることが
一番多い理由です。特に家計をあまり把握されてこられないまま別居に至った
男性が、妻がどこで財産を把握していたのか、開示された財産が本当に全てなのか
疑問を持たれる方も多くいらっしゃいます。
そのような場合、調査対象の限界はありますが、裁判所に対する調査嘱託申立
という制度を利用して裁判所から当該銀行に問い合わせをしていただきます。
今回離婚された男性の方は、調査嘱託申立による調査により妻だけでなくお子様名義での預
金及び保険を多く見つけることが出来ました。それにより当初想定していた妻への財産分与額
を一定額抑えることが出来たのです。ただし、気をつけていただきたいのが、調査嘱託は男性
ご自身の調査が対象となることもありますので、弁護士相談時に「実は妻に隠している財産
があるのですが・・。」という時はご注意です。